知恵蔵 「GoogleDrive」の解説
Google Drive
同サービスは、専用サイトに用意されているコンピューターの基本ソフト(OS)に応じた「Google Drive」アプリケーションをインストールするだけで利用可能だが、利用には、Googleアカウントが必要となる。なお、同アカウントは無償で取得できる。
現在、Windows、MacOS搭載のパソコンやAndroid搭載のタブレットやスマートフォンの他、Google社のChrome OSでの利用が可能となっている。iPhoneやiPadでの利用は、2012年6月1日現在、近日提供予定となっている。
Google Driveは、5ギガバイトまで無料で利用できるが、月2.49ドルで25ギガバイト、4.99ドルで100ギガバイトといった有料サービスがあり、最大16テラバイトまで利用が可能。また、一般的な画像や動画ファイルの他、MS OfficeやAdobe Illustrator、Photoshopなどといった代表的なアプリケーションで作成したファイルの大半が直接表示できる。Google社のウェブアプリケーション「Google Docs」が対応しているドキュメントなら、編集も可能。他にも、Google Drive内のファイルを直接「Gmail」に添付したり、Google社のSNS「Google+」に投稿したりすることもできる。
オンラインストレージサービスは、アップル社のiCloudや、マイクロソフト社のSkyDriveなどが先行しており、Google Driveの無料で利用できる容量が特別に多いわけでもなく、利用可能なデバイスにさほど違いもないが、前述のような既存Googleサービスとの連携によって他サービスとの差別化を図っている。
(横田一輝 ICTディレクター / 2012年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報