ビタミンK2剤(読み)ビタミンケーニザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「ビタミンK2剤」の解説

ビタミンK2剤

製品名
《メナテトレノン製剤》
グラケー(エーザイ)
メナテトレノン(科研製薬、寿製薬、沢井製薬、大興製薬、武田テバファーマ、武田テバ薬品、武田薬品工業、辰巳化学、長生堂製薬、鶴原製薬、東和薬品、東洋カプセル、東海カプセル、日本ケミファ、日本臓器製薬、日医工、日本ジェネリック、富士製薬工業、持田製薬、陽進堂)

 ビタミンK2剤は、出血を止める止血剤として使用されていますが、骨の形成を促進することで、骨粗鬆症こつそしょうしょうにおける骨量痛みの改善にも用いられます。


 過敏症状発疹ほっしん、かゆみなど)が現れることがあります。過敏症状が現れたときは服用を止め、すぐ医師に報告してください。


 胃部不快感、腹痛、吐き気、下痢、消化不良、便秘、頭痛、むくみ、肝機能の異常、口内炎、めまい、しびれ感、頻尿、関節痛、倦怠感けんたいかん、血圧上昇、動悸どうき、眼の異常、口渇、舌炎、嘔吐、食欲不振、発赤などが現れることがあります。このような症状が現れたときは、医師に相談してください。


①カプセル剤です。1日3回、食後の服用が原則です。1日の使用回数・1回の使用量などについては医師・薬剤師指示を守り、かってな判断増量・減量したり、中止しないでください。


②あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無などを医師に報告してください。


 この薬で過敏症状をおこしたことのある人、ワルファリンカリウム製剤を使用中の人には使えません。また、妊婦、現在妊娠している可能性のある人、母乳で授乳中の人などには使用できないことがあります。あらかじめその旨を医師に報告してください。


③この薬を使用中に、ほかの薬を使用する必要が生じたときには、前もって必ず医師に相談してください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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