日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビタールート山脈」の意味・わかりやすい解説 ビタールート山脈びたーるーとさんみゃくBitterroot Range アメリカ合衆国北西部、モンタナ州とアイダホ州の州境をなす山脈。ロッキー山脈の一支脈で3000メートルを超す。長さ480キロメートル。北半部は山脈の両側ともコロンビア川流域であるが、南半部は東側斜面がミズーリ川流域となり、大陸の分水嶺(ぶんすいれい)をなす。西方にアイダホ州の中央を占めるサーモン・リバー山地、南方にスネーク・リバー平野がある。ビタールートは、北米の山岳地域に生えるスベリヒユ科の植物名である。[鶴見英策] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビタールート山脈」の意味・わかりやすい解説 ビタールート山脈ビタールートさんみゃくBitterroot Range アメリカ合衆国,アイダホ,モンタナ両州にまたがる山脈。全長 480km。ロッキー山系に属し,標高 2700m級の高峰が多い。最高峰はスコットピーク (3473m) 。東側は断層崖で急傾斜をなし接近が困難。 M.ルイスと W.クラークが 1805年に探検して,北方のロロ峠 (1596m) を越えるルートを発見。山脈の西側はスネーク川の支流域であり,東側はコロンビア川の支流域に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by