ビッラ(その他表記)Villa, Carlo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビッラ」の意味・わかりやすい解説

ビッラ
Villa, Carlo

[生]1931. ローマ
イタリア詩人小説家。ビットリーニ,カルビーノ共編の年刊文芸誌『メナボー』第6号 (1963) に 22編の詩を発表,前衛詩人として出発。その後小説に転じた。主著『われらは古代生物』 Siamo esseri antichi,『並みの嘔吐』 La nausea media (64) ,『天の預り物』 Deposito celeste (67) ,『瓶の中の島』L'isola in bottiaglia (72) ,『愚かな息子』 Il figlio assurdo (72) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビッラ」の意味・わかりやすい解説

ビッラ
びっら
Carlo Villa
(1931― )

イタリアの作家、詩人。詩集『生きていることの特権』でデビューし、小説『並みの嘔吐(おうと)』(1964)で認められる。デフォルメに満ちた言語で現代の不条理を暴く、幻想的かつグロテスクな作風が特徴で、作品には『偽りの荘厳』(1977)、『口述された幼年期』(1982)の詩集と、『壜(びん)のなかの島』(1972)、『セーラムのマンドレーク大司教』(1982)の小説、『不条理の子』(1972)などの評論がある。

[古賀弘人]

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