山川 世界史小辞典 改訂新版 「ピブーン」の解説
ピブーン
Plaek Phibunsongkhram
1897~1964
タイの軍人,政治家。人民党結成に参加し,タイ立憲革命後,1934年に国防相,38年首相に就任。国名をタイに変更するなど民族主義的政策を鼓吹し,失地回復運動を行って国威を発揚したが,太平洋戦争中日本に協力したことにより,44年辞任に追い込まれた。48年に再び首相となり,親米反共政策を進めた。57年サリットのクーデタにより失脚,日本に亡命して客死。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報