ピラビタール

化学辞典 第2版 「ピラビタール」の解説

ピラビタール
ピラビタール
pyrabital

アミノピリン 2分子およびバルビタール 1分子からなる分子化合物白色淡黄色の結晶性粉末.エタノールエーテルまたは熱湯に可溶,クロロホルム,水に難溶.90 ℃ 以上で融解しはじめ,約113 ℃ で融解する.希硫酸酸性で加熱すると分解する.アミノピリンの鎮痛作用はバルビタールで強められる.また,バルビタールの催眠作用はアミノピリンによって抑制されるので,もっぱら鎮痛剤として用いられる.下熱作用もある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピラビタール」の意味・わかりやすい解説

ピラビタール
pyrabital

鎮痛・鎮静剤一つ。アミノピリン2分子量とバルビタール1分子量から成る。バルビタールの脳幹網様体大脳皮質,自律中枢抑制作用と,アミノピリンの鎮痛作用との相乗作用に期待するが,ピリン禁忌の素質がある者には使用できない。リウマチ神経痛頭痛歯痛などに用いる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む