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分子化合物 ぶんしかごうぶつmolecular compound

6件 の用語解説(分子化合物の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分子化合物
ぶんしかごうぶつ
molecular compound

広義には高次化合物に同じ。すなわち単独でも安定に存在することのできる分子の間でさらに結合を生じて形成される化合物。たとえば水素結合によって生じるギ酸やフッ化水素の二量体,配位結合による錯化合物,複塩,結晶水を含む化合物などがある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ぶんし‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【分子化合物】

2種以上の分子それぞれの組成を変えずに結合した化合物

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

分子化合物【ぶんしかごうぶつ】

分子間化合物,分子錯体とも。一つの分子と他の分子とがさらに結合してできる化合物。一般に高次化合物とも呼ばれるクラスレート化合物のような付加化合物,水和物などもこれに含められることが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんしかごうぶつ【分子化合物 molecular compound】

異なる分子が一定の分子数比で付加して生じる化合物で,分子間化合物ともいう。多くの場合に成分分子とは異なる性質を示す。広い意味では,CaCl2・4CH3OH,C6H5CH3・SbCl3や種々のクラスレート化合物なども含めるが,最も重要なのは電荷移動錯体と称される一群の化合物で,普通に分子化合物という場合はこの一群を指す。古くから知られている例はキンヒドロン(pベンゾキノンハイドロキノンの1:1の化合物)やナフタレンアントラセンなど多環式芳香族化合物ピクリン酸の間に生じるピクレートなどである。

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大辞林 第三版の解説

ぶんしかごうぶつ【分子化合物】

単独でも安定な二種以上の分子がその組成を変えずに直接結合してできた化合物で、比較的容易にもとの成分に分解できるもの。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分子化合物
ぶんしかごうぶつ
molecular compound

古典的化学結合論によってはそれぞれ単独に分子として考えられる2種以上の化合物あるいは単体が一定の組成比で複合し、一つの化合物となるものの総称。化学結合論の発展にしたがってそれらの分子間の相互作用、結合様式が明らかになるにつれて、水和物を含む溶媒和物、錯体、分子錯体、電荷移動錯体包接化合物などに分類されるようになった。狭義の分子化合物は分子間化合物intermolecular compoundともよばれるが、分子間にはファン・デル・ワールス力あるいは水素結合力などが作用していることが多い。導電性有機化合物や機能性材料として、特殊な性質をもつ分子を組み合わせた分子化合物の設計合成も行われている。[岩本振武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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