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脳幹網様体 ノウカンモウヨウタイ

デジタル大辞泉の解説

のうかん‐もうようたい〔ナウカンマウヤウタイ〕【脳幹網様体】

脳幹にある、神経細胞体神経線維が入り交じって網目状をなす構造。大脳皮質への刺激の通路となり、意識の水準を保つ働きをし、睡眠に関係している。

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世界大百科事典 第2版の解説

のうかんもうようたい【脳幹網様体 brain stem reticular formation】

単に網様体reticular formationということもある。脳幹被蓋の上方から下方にかけて存在する一連の構造で,網目状に複雑に走る神経繊維網と,その間に散在する神経細胞の集団からできている。系統発生的に古く,ほとんどすべての脊椎動物にみられる基本的な構造である。網様体は広く脊髄から間脳にまで存在するとされているが,通常は延髄,橋(きよう),中脳の網様体を脳幹網様体と総称している。かつては,その結合や機能がよくわからなかったため,脳幹網様体として総括的に取り扱われてきた。

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大辞林 第三版の解説

のうかんもうようたい【脳幹網様体】

脳幹内にある神経繊維が網目状となった神経系で、中脳・橋・延髄に及ぶ。筋の緊張・運動の協調をつかさどり、意識の水準を維持する。網様体。

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世界大百科事典内の脳幹網様体の言及

【運動障害】より

… 一方,この最終共通経路に対して中枢神経の四つのおもな系統の調節系が作用を及ぼして,随意運動や不随意な自動的運動が営まれている。それは,(1)大脳皮質運動野からの系統(錐体路系),(2)脳幹網様体などに由来する系統,(3)小脳系,(4)大脳基底核系であり,これらの病変によって種々の運動障害が生じる。
[錐体路系の運動障害]
 大脳皮質運動野にある神経細胞であるベッツ巨大錐体細胞から出た軸索は,脳幹や脊髄の運動ニューロンに達して,シナプスで連絡する。…

※「脳幹網様体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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