現代外国人名録2016 「ピーターブルック」の解説
ピーター ブルック
Peter Brook
- 職業・肩書
- 演出家,映画監督 国際演劇創造センター(CICT)主宰
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1925年3月21日
- 出生地
- ロンドン
- 本名
- ブルック,ピーター・スティーブン・ポール〈Brook,Peter Stephen Paul〉
- 学歴
- オックスフォード大学マグダレン・カレッジ卒
- 勲章褒章
- CBE勲章, フランス芸術文化勲章オフィシエ章, レジオン・ド・ヌール勲章〔1987年〕
- 受賞
- フライヤー・フォン・シュタイン財団シェイクスピア賞〔1973年〕,ヨーロッパ演劇賞〔1989年〕,京都賞(第7回)〔1991年〕,世界文化賞(第9回)〔1997年〕
- 経歴
- 両親はロシア人。17歳の時から演出を始め、1945年20歳の時最年少の演出家としてロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の演出家となり、’47年英国王立オペラ劇場制作主任に就任。’50年代は英国・欧州・米国で数多くの作品を演出。’62年ストラトフォードに戻り、新RSCの専任演出家となり、「リア王」を演出。’70年RSCを離れ、パリに国際演劇研究センター(現・国際演劇創造センター,CICT)を創立し、国際的な演劇活動を始める。欧米のほか、日本やアフリカ、中東のメンバーを加え、“異なる者の出会い”で新しい劇を作り上げていく、異文化交流の先駆者。’60年代半ばから映画監督も手がける。日本にも公演のため数度来日。他の代表作は「マラー/サド」「真夏の夜の夢」「イク族」「カルメンの悲劇」「マハーバーラタ」「桜の園」「ボザ・アルベール」「テンペスト」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」、映画では「三文オペラ」(’52年)、「蟬の王」(’62年)、「マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院の患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺」(’67年)、「リア王」(’69年)、「カルメンの悲劇」(’83年)など。また著書「なにもない空間」(’68年)などがある。現在、パリのThéâtre des Bouffes du Nordの演出家。ナイト爵位を叙せられる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報