現代外国人名録2016 「フィリップグラス」の解説
フィリップ グラス
Philip Glass
- 職業・肩書
- 作曲家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1937年1月31日
- 出生地
- メリーランド州ボルティモア
- 学歴
- ピーボディ音楽院,シカゴ大学卒,ジュリアード音楽学校
- 受賞
- カンヌ国際映画祭芸術貢献賞(第38回)〔1985年〕「MISHIMA」,アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭音楽賞〔1993年〕「キャンディマン」,ロサンゼルス映画批評家協会賞作曲賞(1997年度)「クンドゥン」,ゴールデン・グローブ賞作曲賞(第56回,1998年度)「トゥルーマン・ショー」,世界文化賞(音楽部門,第24回)〔2012年〕
- 経歴
- 先祖はロシア系ユダヤ人。父親はレコード店を経営していた。6歳でバイオリン、8歳でフルートを習う。19歳でシカゴ大学を卒業。1963年パリへ留学し、ナディア・ブーランジェに学ぶ。シタール奏者ラヴィ・シャンカールとの出会いからインド音楽に傾倒。共同で映画音楽を手がけ、’65年から数回インドに滞在。’68年電子ピアノに電気増幅された管弦楽器などを加えたフィリップ・グラス・アンサンブルを結成、「ワン・プラス・ワン」を初演。’76年メトロポリタンオペラで上演された「浜辺のアインシュタイン」で世界的名声を得る。以後、映画、舞台、ダンス音楽と幅広い活動で、現代音楽をポピュラーにした。“ミニマル・ミュージック”の旗手として知られる。他の作品に「12の部分の音楽」(’71〜74年)、「サティアグラーハ」(’80年)、「ハイドロジェーン・ジュークボックス」(’89年)、「ザ・ボエジ」(’92年)、「オルフェ」(’93年)、「ロウ」(’93年)、「モンスター・オブ・グレース」(’98年)、「交響曲第5番・合唱付き―レクイエム、バルドゥとニルマナカヤ」(’99年)、映画音楽「コヤニスカッティ」「MISHIMA」「ポワカッティ」「キャンディマン」「クンドゥン」「トゥルーマン・ショー」「めぐりあう時間たち」、オペラ「アクナタン」「The Making of the Representation for Planet 8」「航海」「ヒーローズ・シンフォニー」など。’95年シネオペラ「美女と野獣」上演のため来日。2000年1月「交響曲第5番」の日本初演のため来日。2005年には愛知万博で代表作の「コヤニスカッティ」など「カッティ3部作」(1983年〜2002年)のシネマコンサートを行った。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報