フィリピンの戦争

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フィリピンの戦争

太平洋戦争で日本軍は1941年12月、ハワイの真珠湾攻撃に続き、米植民地のフィリピン侵攻。42年1月に首都マニラ占領軍政を敷いた。アジア支配のため掲げた「大東亜共栄圏」の構想は、米国下で独立準備をしていたフィリピンで拒まれ、ゲリラの抵抗が頻発。45年2~3月には、再上陸した米軍とマニラで激しい市街戦となり、約10万人の現地住民が巻き添えとなった。レイテ島沖の海戦では日本軍の連合艦隊が壊滅し、初の特攻攻撃も行った。終戦までに日本の兵士と民間人は約51万8千人が、フィリピン人も虐殺飢餓などで約110万人が犠牲になったとされる。

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