デジタル大辞泉 「フィルヒナー棚氷」の意味・読み・例文・類語 フィルヒナー‐たなごおり〔‐たなごほり〕【フィルヒナー棚氷】 《Filchner Ice Shelf》南極のウェッデル海に張り出した棚氷。南緯79度、西経40度を中心とする。バークナー島を境に、東側がフィルヒナー棚氷、西側がロンネ棚氷であり、二つ併せてフィルヒナーロンネ棚氷ともいう。1912年、ウィルヘルム=フィルヒナー率いるドイツの観測隊により発見。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィルヒナー棚氷」の意味・わかりやすい解説 フィルヒナー棚氷フィルヒナーたなごおりFilchner Ice Shelf 南極大陸沿岸,ウェッデル海湾奥の棚氷。1911~12年ドイツの探検家ウィルヘルム・フィルヒナーにより発見され,ロンネ棚氷を合わせた部分に命名された。南極大陸岸中,最も接岸困難な場所の一つであったが,1957~58年の国際地球観測年を契機にイギリス,アメリカ合衆国,アルゼンチンによる三つの基地が設営された。近年,フィルヒナー棚氷中に発見されたバークナー島より東の部分のみをフィルヒナー棚氷と呼び,残りはロンネ棚氷と呼ぶ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「フィルヒナー棚氷」の意味・わかりやすい解説 フィルヒナー棚氷ふぃるひなーたなごおりFilchner Ice Shelf 南極のウェッデル海に張り出している南緯79度、西経40度を中心とする棚氷。面積約7万平方キロメートル。西はバークナー島を経てロンネ棚氷に続く。1912年1月ドイツのフィルヒナーが発見。海岸近くにアルゼンチンのヘネラル・ベルグラーノ基地がある。[楠 宏][参照項目] | ロンネ棚氷 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by