ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェルミ相互作用」の意味・わかりやすい解説 フェルミ相互作用フェルミそうごさようFermi interaction (1) 4つのフェルミオンが同一時刻に同一点で行う相互作用。β崩壊を説明するために 1934年に E.フェルミが導入した。中性子は陽子と電子と反ニュートリノに直接転化すると仮定され,相互作用はこれらの粒子を表わす4種の場の積で与えられる。この型はβ崩壊以外の弱い相互作用にも拡張され,共通の結合定数をもつと考えられ,これを普遍フェルミ相互作用と呼ぶ。 (2) 電子の磁気モーメントと原子核の磁気モーメント間の双極子-双極子型の接触相互作用。原子スペクトルの超微細構造などを説明するために導入された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
法則の辞典 「フェルミ相互作用」の解説 フェルミ相互作用【Fermi interaction】 「弱い相互作用」の中で仮説として導入されたもので,時空の一点における四つのディラック場の間の直接相互作用をいう. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by