コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

双極子 そうきょくし dipole

翻訳|dipole

7件 の用語解説(双極子の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

双極子
そうきょくし
dipole

有限の距離にある正負の量の対。たとえば,正負等量の 2個の点電荷 ±ql だけ離れて存在するとき,この電荷の対を電気双極子という。ql を電気双極子モーメントという。普通は P で表わす。l は負から正へ向かう位置ベクトルである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

そうきょく‐し〔サウキヨク‐〕【双極子】

ある距離を隔てて対になって存在する、正負の電荷または磁極。前者を電気双極子、後者を磁気双極子とよぶ。ダイポール。二重極。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

双極子【そうきょくし】

電気双極子と磁気双極子がある。大きさが等しく符号が反対の電荷qと−q(または磁荷q(/m)と−q(/m))がきわめて近い距離lにあるとき,これを電気(磁気)双極子といい,負から正に向かうql(q(/m)l)の大きさをもつベクトル双極子モーメントという。
→関連項目モーメント(物理)誘電分極

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

双極子

 分子内で正電荷の中心と負電荷の中心が一致していないため分極している化合物.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

そうきょくし【双極子 dipole】

(1)電気双極子 大きさが等しく符号が反対の二つの電荷が並ぶ配置を電気双極子という(図1のa)。単に双極子といった場合には電気双極子を指すことが多い。二つの電荷を+q,-q,電荷間の間隔をdとするとき,積pqdを双極子モーメントという。-qから+qへ向く長さpのベクトルpもよく用いられ,これも双極子モーメントと呼ばれる。双極子がクーロンの法則に従ってつくる電場の形を図のbに示す。電場の強さは双極子モーメントpに比例し,また双極子から離れると,双極子からの距離の3乗に反比例して減少する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

そうきょくし【双極子】

微小な距離だけ離れた大きさの等しい正負一対の電荷、または大きさの等しい正負一対の磁極。前者を電気双極子あるいは単に双極子といい、後者を磁気双極子という。 → 双極子モーメント磁気モーメント

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

双極子
そうきょくし

大きさが等しく符号が反対の二つの単極+q、-qの組みを考えて、-qから+qへの位置ベクトルをM、Mの長さをmとする。q→∞、m→0のときにベクトルp=q・Mの大きさpが一定に保たれるなら、この単極の組みを双極子とよび、pを双極子のモーメントという。双極子は周囲の空間に双極子場をつくる。それは位置rで定まるポテンシャル=p・r/r3から一意的に導かれる。を双極子ポテンシャルとよぶ。以上は数学的定義であるが、物理的にはかならずしもこのような単極の対(つい)が現実に対応しているわけではない。どんな系でも、電荷分布のようすにかかわらず、そこからある程度以上隔たった場所で前記と同一のポテンシャルで定まる場が観測されれば、これを一つの双極子と考えて取り扱うことができる。一般に、電荷の分布が空間的または時間的に一定の向きをもつ場合、その電荷分布は双極子場をつくる。空間的な向きの場合、双極子は電場であって、電荷分布を電気的双極子と考えることができる。時間的な向きの場合、すなわち電流のように電荷分布が動いている場合には双極子場は磁場であって、このような系を磁気双極子と考えることができる。
 対称性の低い分子は一般に電気双極子である。このように分子の構造に起因するものを永久双極子という。これに対して、分子や原子に外部から電場をかけて電子の空間分布をゆがめることによって発生する双極子を誘起双極子という。多くの素粒子は、その内部のようすが未知であるけれども、周囲に磁気的な双極子場をつくっているので、これを磁気双極子と考えることができる。素粒子の磁気双極子は、素粒子の種類によって定まった固有のモーメントをもっており、とくにスピンとよばれる。[安岡弘志]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

双極子の関連キーワード微小微小体鱗粉焦螟微圧計微分子孔あき缶空中粉塵懸濁コロイド自然乳化

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone