20世紀西洋人名事典 「フェレンツモルナール」の解説
フェレンツ モルナール
Molnár Ferenc
1878.1.21 - 1952.4.2
ハンガリーの劇作家,小説家。
ブダペスト生まれ。
新聞記者をしながらユーモラスな短編を発表していたが、戯曲「悪魔」(1907年)の成功で劇壇に進出し、非喜劇「リリオム」(’09年)で好評を博す。さらに「白鳥」(’20年)や「オリンピア」(’28年)で世界各国の劇壇で人気を博し、劇作家として名声を不動のものとするが、ナチスの台頭でアメリカへ亡命し、戦後、ニューヨークで客死する。又、小説も多く、なかでもブダペストの下町を舞台にした「パール街の少年たち」(’07年)がよく知られている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報