翻訳|ferrotype
印画紙を用いて作った写真の印画の表面を,つや出し乾燥機によってつや出しする方法。写真の印画紙には仕上り後に表面の光沢の出る光沢紙と光沢のない無光沢(マット)紙およびそれらの中間の半光沢紙がある。光沢紙を使った印画の画面をステンレス鋼板,クロムめっき鉄板などの磨いた面(フェロタイプ板という)に圧着し,自然乾燥あるいは電熱板上で乾かすと印画表面につやが施される。印画面とフェロタイプ板との密着が悪いと均一なつや出しができないので印画を金属板に圧着して背面からスクイーズローラーで平らに圧着する。また,印画の水洗後に界面活性剤の希薄溶液で短時間印画を処理する方法も乾燥むら防止に役だつ。フェロタイプ仕上げは紙にバライタを塗布して作った印画紙に使われたが,近年ではバライタ紙はまれで,ポリエチレンなどの樹脂を塗布した耐水性樹脂コート印画紙が多く使われるため,フェロタイプ乾燥は必要でなくなった。
執筆者:友田 冝忠
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新