溶質の濃度が十分に小さい溶液.希薄溶液論の対象となる代表的な性質として,溶液の蒸気圧降下,沸点上昇,凝固点降下,および浸透圧があり,これらの諸性質はいずれも溶質分子の濃度(モル濃度,質量モル濃度,モル分率)に比例し,溶質の種類に関係しない(束一性).また,希薄溶液では気体の溶解度に関するヘンリーの法則が成り立つ.希薄な電解質溶液中における化学平衡では,イオンの活量のかわりにモル濃度で代用できる場合が多い.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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