フォッジア(その他表記)Foggia

改訂新版 世界大百科事典 「フォッジア」の意味・わかりやすい解説

フォッジア
Foggia

イタリア南部,プーリア州都市プーリア卓状地の中心で,カピタナータ地方ともいわれるフォッジア県の県都。人口15万4780(2004)。農業商業中心地で,製紙繊維・金属・機械工業もある。フリードリヒ2世が好んで滞在した城があり,アンジュー家時代に商業が発展した。アラゴン家は1447年に高地低地を移動する羊の群れに〈放牧税〉をかけ,フォッジアがその徴税の中心地であった(1806廃止)。1648年ナポリやプーリアのほかの都市とともにスペイン支配に反抗。1860年サルデーニャ王国に統合された。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォッジア」の意味・わかりやすい解説

フォッジア
ふぉっじあ
Foggia

イタリア南部、プーリア州フォッジア県の県都。人口14万6072(2001国勢調査速報値)。イタリア半島部では最大の面積(3000平方キロメートル)で有数穀倉地帯をなす平野タボリエーレの中心地。硬質小麦のほかブドウ、オリーブアーモンドタバコなどを産し、食品加工業も行われる。11世紀に起源を有するが、現在の市は1731年の大地震以後に再建されたもの。8月の平均気温26℃で、イタリアでもっとも暑い都市の部類に入る。

[堺 憲一]

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百科事典マイペディア 「フォッジア」の意味・わかりやすい解説

フォッジア

イタリア南部プーリア州の都市。プーリア卓状地の交通・商業の中心地で,製紙・食品工業が行われる。12世紀の聖堂がある。15世紀半ばからアラゴン王家による放牧税徴税の中心地であった。第2次大戦中は南イタリアの重要な空軍基地であったため,連合国軍の爆撃を受けた。14万7036人(2011)。

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