フォーレンダム(読み)ふぉーれんだむ(英語表記)Volendam

デジタル大辞泉 「フォーレンダム」の意味・読み・例文・類語

フォーレンダム(Volendam)

オランダ西部、ノルトホラント州の町。アムステルダムの北東約20キロメートルに位置し、アイセル湖に面する港がある。赤い瓦屋根と煉瓦れんが造りの建物、伝統的な民族衣装が見られ、観光地として知られる。フォレンダム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「フォーレンダム」の意味・わかりやすい解説

フォーレンダム
Volendam

オランダ,北ホラント州の都市エダムEdamの観光名所。アムステルダムの北東20kmにあり,かつては漁業で栄えていた一漁村であったが,ゾイデル海淡水湖(アイセル湖)に変えられて以来,漁業は振るわなくなり,代わってすぐ近くのマルケンMarken島とともにオランダ有数の観光地として有名になった。独特の民俗衣装やはね橋,木造の家などが人気を呼んでいる。17世紀に造られた木造の教会博物館などがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォーレンダム」の意味・わかりやすい解説

フォーレンダム
ふぉーれんだむ
Volendam

オランダ西部、ノールト・ホラント州にある漁村。エダム-フォーレンダム市Edam-Volendam(人口2万7687、2001)に属する。アイセル湖に面し、古風な建物と民族衣装で知られる観光地。西方のエダムへの新水路が14世紀中ごろに建設され、そのダム(堰堤(えんてい))が村の起源となった。女性の縞(しま)模様の服ととんがり帽子、男性の黒の漁師服、それに木靴という伝統的風俗が残り、多くの芸術家が来住した。

[長谷川孝治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android