20世紀西洋人名事典 「フランソワポンポン」の解説
フランソワ ポンポン
François Pompon
1855.5.9 - 1933.5.6
フランスの彫刻家。
ブルゴーニュ地方ソーリュー生まれ。
家具職人の息子として生まれ、少年時代大理石職人のアトリエで働き、ディジョンの美術学校で建築、彫刻、銅版画を学ぶ。1874年パリに出て、装飾彫刻の仕事に従事、夜間は装飾美術学校で学び、サロンに出品を始める。ソルシエ、フェルギエール、ロダンの助手を務め、1922年サロン・ドートンヌに「白熊」を出品、好評を博し彫刻家として脚光を浴びる。動物彫刻を得意とし、単純な量感と柔らかな光の表現は、動物彫刻に革新をもたらす。「牝牛」(’33年、ソーリューの広場)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報