フリマントル(その他表記)Fremantle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フリマントル」の意味・わかりやすい解説

フリマントル
Fremantle

オーストラリア西部,ウェスタンオーストラリア州南西部,スワン川河口に位置する港湾都市パース市街地域の一部を構成する。1829年建設。地名はイギリス海軍船長チャールズ・フリマントルの名にちなむ。パースの外港としてコムギ穀物石油鉱物などを輸出する。植民地時代の 1850年代に建てられ,1991年まで使用されていたフリマントル刑務所があり,2010年ポートアーサー歴史地区,ノーフォーク島キングストンとアーサーズベール歴史地区などとともに,オーストラリアの囚人遺跡群として世界遺産の文化遺産に登録された。人口 2万5199(2001)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フリマントル」の意味・わかりやすい解説

フリマントル
ふりまんとる
Fremantle

オーストラリア南西部、ウェスタン・オーストラリア州の都市。州都パースの港湾地区で、パース都市圏を構成する地方自治体の一つ。人口2万5199(2001)。パース都心の南西、道路で16キロメートルのスワン川の河口に位置し、広義のフリマントル港にはクイナナを含む。パース地区の最初の入植地(1829)。

[谷内 達]

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世界大百科事典(旧版)内のフリマントルの言及

【パース】より

…国際空港をもち,国内主要都市やシンガポールなど海外各地に連絡する。市街地西部,スワン川河口のフリマントルFremantleは港湾・工業地区で,州の輸入量の大半を取り扱う。その南のクウィナナKwinana地区は製鉄,アルミ精錬,石油精製などの重化学工業地帯である。…

※「フリマントル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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