20世紀西洋人名事典 の解説
フリードリヒ・ゲオルク ユンガー
Friedrich Georg Jünger
1898 - 1977
ドイツの詩人,小説家。
ハノーバー生まれ。
ライプツィヒとハレの大学で法律を学び、弁護士を経て、1926年以後著作活動を開始。詩人としては「詩集」(’34年)でデビュー。他に「黒い川と風白い森」(’55年)等があり、作風はドイツ古典主義の影響が強い。「技術の完成」(’46年)はナチスから発禁処分を受けた。’50年以降小説も執筆し、短編集「ダルマツィアの夜」(’50年)、「十字路」(’60年)、長編小説「第一歩」(’54年)などがある。批評「ドイツ詩におけるリズムと言葉」(’52年)は現代詩学の焦点をとらえる重要な詩論である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報