ぶうん(読み)ブウン

デジタル大辞泉 「ぶうん」の意味・読み・例文・類語

ぶうん

[副]《「ぶーん」と書くことも多い》
低い音が継続して響くさま。低い音がやや長めに鳴るさま。機械音や虫の羽音などの形容に用いる。「軽自動車ぶうんと通り過ぎていく」「蜂がぶうんと飛びながら8の字を描く」「携帯電話ぶうんぶうんと振動する」
物が風を切る音を表す語。「バットぶうんくうを切る」
[類語]ぷうんぶんぶんぶるぶるひくひくびくびくぴくぴく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぶうん」の意味・読み・例文・類語

ぶうん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
ハエハチの羽音、また、その飛ぶさまを表わす語。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下「耳元にて蚊のブーンと鳴るに」
② 低く小さい共鳴音を表わす語。
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「是が一言でブーンと響くほど聞えたのであるから」

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