ぶうん(読み)ブウン

デジタル大辞泉 「ぶうん」の意味・読み・例文・類語

ぶうん

[副]《「ぶーん」と書くことも多い》
低い音が継続して響くさま。低い音がやや長めに鳴るさま。機械音や虫の羽音などの形容に用いる。「軽自動車ぶうんと通り過ぎていく」「蜂がぶうんと飛びながら8の字を描く」「携帯電話ぶうんぶうんと振動する」
物が風を切る音を表す語。「バットぶうんくうを切る」
[類語]ぷうんぶんぶんぶるぶるひくひくびくびくぴくぴく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぶうん」の意味・読み・例文・類語

ぶうん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ハエハチの羽音、また、その飛ぶさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「耳元にて蚊のブーンと鳴るに」(出典:花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下)
  3. 低く小さい共鳴音を表わす語。
    1. [初出の実例]「是が一言でブーンと響くほど聞えたのであるから」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android