ぷうん(読み)プウン

デジタル大辞泉 「ぷうん」の意味・読み・例文・類語

ぷうん

[副]《「ぷーん」と書くことも多い》
強いにおいが漂っているさま。強いにおいがしきりに鼻をつくさま。比喩的にも用いる。「台所からカレーのにおいがぷうんとしてくる」「昼間から酒のにおいをぷうんとさせている」「犯罪のにおいがぷうんとする」
高い音が小さく響くさま。「ハエぷうんと飛び回る」
ひどく怒って機嫌の悪いさま。「不機嫌そうにぷうんとそっぽを向く」
[類語](2ぶうんぶんぶんぶるぶるひくひくびくびくぴくぴく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぷうん」の意味・読み・例文・類語

ぷうん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 強烈な匂いが漂ってくるさまを表わす語。
※落語・神仏混淆(1891)〈三代目三遊亭円遊〉「此石鹸(しゃぼん)香気(にほひ)がプーンと為ます」
② 低く小さい共鳴音を表わす語。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「六尺ばかりの棒杭を、物をも言はずプウンと投げた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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