ブンタウ(英語表記)Vung Tau

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブンタウ」の意味・わかりやすい解説

ブンタウ
Vung Tau

ベトナム南部の都市。ホーチミン市の南東約 70km,南シナ海からガンライ湾を分ける小半島の先端にある。フランス植民地時代にカプサンジャック Cap Saint-Jacquesと呼ばれ,海浜保養地として開発されたところで,同国有数の保養地となっており,ホーチミン市などからの海水浴客でにぎわう。またホーチミン港の入口を押える水運の要地で,外洋船はガンライ湾に注ぐサイゴン川を約 100km遡航して同港に達する。沖合いに有望な海底油田がある。人口 12万 4634 (1989) 。

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