プエルタデルソル(読み)プエルタデルソル(その他表記)Puerta del Sol

デジタル大辞泉 「プエルタデルソル」の意味・読み・例文・類語

プエルタ‐デル‐ソル(Puerta del Sol)

スペイン首都マドリード中心部にある「太陽の門」を意味する広場。マドリード自治政府庁が置かれ、主要幹線道路の起点になっている。18世紀の民衆暴動の発端になったエスキラーチェの乱、1812年の憲法公布、1931年の第二共和制宣言などの舞台になった。

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世界の観光地名がわかる事典 「プエルタデルソル」の解説

プエルタデルソル【プエルタデルソル】
Puerta del Sol

スペインの首都マドリードの中心にある広場。「プエルタデルソル」は「太陽の門」という意味。16世紀ごろまでのマドリードには、町を取り囲む城壁があり、この広場の場所に太陽の彫刻がある城門があったことが、この広場の名称由来になっている。残念ながら、この城壁や城門は現存していないが、この広場には、マドリードの紋章になっている熊の彫像があり、一日中、大勢の人々でにぎわっている。この広場にはスペインの道路網の原標があり、それを示す「0km」の標識がある。また、この広場は、第二次大戦直前の1936~1939年に、スペインで勃発したスペイン内戦戦場の一つになった歴史的な場所でもある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のプエルタデルソルの言及

【マドリード】より

…1202年にマドリードの都市特権(フェロ)が発布され,市の紋章(熊は自治体,ヤマモモは村villaを表す)も決められた。マドリードの発展・拡張は東に向かってなされ,今のプエルタ・デル・ソルPuerta del Solがその出発点となった。 何人かの王がマドリードに滞在することがあったものの,1561年にフェリペ2世が王室をマドリードに移すまで,マドリードは司教座もない村にしかすぎなかった。…

※「プエルタデルソル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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