へたる

精選版 日本国語大辞典 「へたる」の意味・読み・例文・類語

へた・る

[1] 〘自ラ四〙
① へこたれる。へたばる。よわる。疲れて倒れる。古くなってだめになる。また、そのような状態になる。
浄瑠璃双蝶蝶曲輪日記(1749)六「勘六と喜兵衛とが鬮(くじ)取りに当ったらへたりをらうと持自慢」
② 尻をつけてすわる。尻餠をつく。
※浄瑠璃・鶊山姫捨松(1740)二「ずっかり切られて、尻居にどうどへたりながらに切結ぶ」
[2] 〘他ラ四〙 借銭を返さないままにする。倒す。
滑稽本大師めぐり(1812)上「そりゃそちが借銭へたらうとおもふておる了簡じゃさかい

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「へたる」の意味・読み・例文・類語

へた・る

[動ラ五(四)]
尻をつけてべったり座る。また、尻餅をつく。「ゆかに―・る」
へたばる。元気がなくなる。また、疲労で倒れる。「―・って動けなくなる」「日差しが強くて植えたばかりの苗が―・る」
そのものの機能性能が衰える。「マットレススポンジが―・る」「バッテリーが―・る」「椎間板ついかんばんが―・ってきた」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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