ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 ヘルツスプルング=ラッセル図ヘルツスプルング=ラッセルずHertzsprung-Russell diagram 略して HR図表ともいう。横軸に星の表面温度を示すスペクトル型ないしは色指数をとり,縦軸に絶対等級 (絶対光度 ) をとって,恒星をその上に位置づけたもので,現代天文学上重要な位置を占める図表。この図によると,太陽に近い多くの恒星は,左上 (明るく高温) から右下 (暗く低温) への線上に並び,これを主系列というが,そのほか絶対等級0等付近に水平な赤色巨星列,左下に白色矮星の群れなどが現れる。また球状星団内に多くみられる第 II種族の星 (→恒星の種族 ) は,これとやや異なった配列を示す。この図を用いて恒星の進化を理論づけようという試みが行われている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by