ベジャイア(その他表記)Bejaïa

デジタル大辞泉 「ベジャイア」の意味・読み・例文・類語

ベジャイア(Béjaïa)

アルジェリア北東部の港湾都市地中海のベジャイア湾に面する。旧称ブージー。古くはカビリア地方蜜蝋みつろう輸出で栄えた。内陸ハッシメサウド油田からパイプラインで送られてくる石油精製・輸出を中心に、工業が盛ん。ビジャーヤ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベジャイア」の意味・わかりやすい解説

ベジャイア
Bejaïa

旧名ブージー Bougie。アルジェリア北東部,セティフ県にあり,地中海に注ぐスーマーム川河口に位置する港湾都市。カルボン岬に守られた天然の良港。ローマ時代に開かれたが,のちベルベル人のベジャイア族の定住地となり,11~15世紀のアラブ王朝期には首都として繁栄。スペインの征服 (1510~55) により衰微したが,1833年のフランス占領後,港湾の改修によって再興された。カビリア山地やセティフ盆地の農畜産物,リン鉱石鉄鉱石積出港だったが,1959年に南南東 550kmのハシメサウド油田とパイプラインで結ばれ,石油の積出港となった。河口付近には石油タンクが林立。繊維工場も立地。周辺地域は雨に恵まれ樹木も多く,オリーブ,ブドウなども豊富。人口 11万 4534 (1987推計) 。

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