ベルトラメッリ(読み)べるとらめっり(その他表記)Antonio Beltramelli

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベルトラメッリ」の意味・わかりやすい解説

ベルトラメッリ
べるとらめっり
Antonio Beltramelli
(1879―1930)

イタリア小説家ファシズム期に詩集児童文学劇作など、多彩な活躍をした。ムッソリーニ礼賛の伝記『新しい人』(1923)を著し、1929年にはイタリア・アカデミー会員に任命され、日本の女性とも結婚した。オリアーニダンヌンツィオ影響を受け、もっぱらロマーニャ地方風物をもっぱら描いた。『赤い人びと』(1904)、『アーモンドの樹蔭(こかげ)』(1920)、その他がある。

河島英昭

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルトラメッリ」の意味・わかりやすい解説

ベルトラメッリ
Beltramelli, Antonio

[生]1879. フォルリー
[没]1930. ローマ
イタリアの小説家。愛国主義者で,ファシズムに傾倒した。一生大半をロマーニャ地方で過し,常にこの地方を舞台に作品を書いた。主著『アーモンドの木陰』L'ombra del mandorlo (1921) ,『長編小説全集』 Tutti i romanzi (2巻,40) ,『短編小説全集』 Tutte le novelle (44) 。

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