ベンズブロマロン系製剤(読み)ベンズブロマロンケイセイザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「ベンズブロマロン系製剤」の解説

ベンズブロマロン系製剤

製品名
ナーカリシン(武田テバファーマ、武田薬品工業、ナガセ医薬品、ファイザー、マイラン製薬)
ベンズブロマロン(共和薬品工業、共創未来ファーマ、杏林製薬、キョーリンリメディオ、コーアイセイ、武田テバファーマ、武田薬品工業、東和薬品、ナガセ医薬品、日医工、日本ジェネリック、ファイザー、マイラン製薬)
ムイロジン(寿製薬)
ユリノーム(鳥居薬品

 腎臓じんぞうからの尿酸の排泄はいせつを増やす薬です。


 痛風つうふう高尿酸血症こうにょうさんけっしょうの改善高尿酸血症を伴う高血圧症に用いられます。


①過敏症状(発疹ほっしんなどのアレルギー症状)をおこすことがあります。過敏症状がおこったら服用を止め、医師に相談してください。


②重篤な肝機能障害がおこることがあります。このような症状がおこったら服用を止め、医師に相談してください。副作用出現の有無を調べるためにも、医師から指示された検査は必ず受けてください。


胃痛腹痛、胃部不快感、胸やけ下痢、軟便、口の中の荒れ、むくみ、心窩部しんかぶ不快感、頭痛がおこることがあります。このような症状がおこったら、医師に相談してください。


錠剤細粒剤があります。1日の使用回数・時間・使用量については医師の指示を守り、かってに中止、増量・減量しないでください。


②あらかじめ問診の際、持病・アレルギーなどの体質、現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。腎結石重症の腎機能障害、肝障害の人、妊婦・現在妊娠している可能性のある人は、この薬は使えません。


③尿の量が減少すると尿が酸性となり、尿酸結石がおこりやすくなるので水分を摂取してください。とくに夏期は水分を十分に補給してください。


④この薬を服用中に、ほかの薬を使用する必要が生じたときは、医師に相談してください。


 抗凝血剤、サリチル酸系鎮痛剤などと併用すると、薬の効果が変わったり、副作用が現れることがあります。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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