デジタル大辞泉 「ベンツピルス」の意味・読み・例文・類語 ベンツピルス(Ventspils) ラトビア北西部、クルゼメ地方の都市。ベンタ川河口に位置する。リボニア帯剣騎士団が建てたベンツピルス城を中心に発展。14世紀にハンザ同盟に加わり、17世紀に造船業が隆盛した。現在もバルト海に臨む不凍港を擁し、同国を代表する原油・鉱物資源の貿易港として知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベンツピルス」の意味・わかりやすい解説 ベンツピルスVentspils 旧称ビンダバ Vindava (1721~1918) 。ラトビア北西部の都市。首都リガの西北西約 160km,バルト海に注ぐベンタ川河口の港湾都市。 10世紀すでにスラブ系のベント人の集落があった。 1242年ドイツ騎士団が城を築き,城は現在も保存されている。 1378年市となり,1642年造船所が造られている。主要産業は漁業,水産加工業,木材加工業である。漁業史博物館がある。リガと鉄道で結ばれ,ボルガ=ウラル油田からの石油パイプラインの終点。人口5万 400 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by