ペーナ(英語表記)Pena, Luís Carlos Martins

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペーナ」の意味・わかりやすい解説

ペーナ
Pena, Luís Carlos Martins

[生]1815.11.5. リオデジャネイロ
[没]1848.12.7. リスボン
ブラジル劇作家。ブラジルにおける喜劇創始者。青年時代はロマン主義に傾倒したが,作品には悪者小説的リアリズムがみられる。題材田舎都会の生活,習慣,特にリオデジャネイロの生活に求め,社会風刺的戯曲を書いた。代表作『田舎の治安判事』O Juiz de Paz na Roça (1838) ,『復活祭前日のユダ』O Judas em Sábado de Aleluia (44) ,『見習い修道士』O Noviço (45) 。

ペーナ
Pena, Cornélio de Oliveira

[生]1896.2.20. ペトロポリス
[没]1958.2.12. リオデジャネイロ
ブラジルの小説家。 1919年サンパウロ大学法学部を卒業。新聞記者生活に入り,新聞のために挿絵をかく。また法務省役人,芸術研究所所長をつとめた。『国境』 Fronteira (1936) でデビュー。代表作は『死せる少女』A Menina Morta (54) 。ブラジル近代主義の精神主義グループの一人で,内省的小説で有名ほかに『ニコ・オルタの2つの小説』 Dois Romances de Nico Horta (39) ,『休息』 Repouso (48) 。

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