ホローケーの古村落とその周辺地区(読み)ホローケーのこそんらくとそのしゅうへんちく

世界遺産詳解 の解説

ホローケーのこそんらくとそのしゅうへんちく【ホローケーの古村落とその周辺地区】

1987年に登録されたハンガリーの世界遺産(文化遺産)で、首都ブダペストから北東約100kmに位置する山岳地帯にある村。トルコ系クマン人の末裔であるパローツ人が100人ほど住んでいる。民家は、木製瓦葺きの屋根石灰白壁が特徴のパローツ様式で建てられている。村はこれまで何度も火災に遭ってきたが、そのたびに伝統的な方法で家を再建してきた。村人が頑なに守り抜いてきた価値ある集落は、「ハンガリー一美しい村」と言われ、こうした伝統的な村落景観が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はOld Village of Hollókö and its Surroundings

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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