ボドーパヤー(読み)ボドーパヤー(その他表記)Bodawpaya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボドーパヤー」の意味・わかりやすい解説

ボドーパヤー(孟隕)
ボドーパヤー
Bodawpaya

[生]1745
[没]1819
ビルマコンバウン朝第5代の王 (在位 1782~1819) 。第1代アラウンパヤー王の3男で,反抗する一族を殺して即位し,1783年アマラプーラへ遷都。 84年アラカン国に進撃,これを征服してビルマの一州とした。また4回にわたりシャム遠征を企て,ビルマ史上最大の版図をつくり上げた。 90年中国と朝貢貿易を開いた。一方,アラカンからマンダレーに大仏像を移し,大パゴダを造営して王威を輝かしたが,たび重なる遠征と寺院建立は国民の負担を増し,イギリス領チッタゴンへ亡命するアラカン人がふえ,イギリスとの第1次ビルマ戦争 (24~26) を招いた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android