ボートピープル(読み)ぼーとぴーぷる

デジタル大辞泉 「ボートピープル」の意味・読み・例文・類語

ボート‐ピープル(boat people)

亡命出稼ぎなどのため、小型船で国外に脱出する人々。特に、1975年のベトナム戦争終結以降、インドシナ諸国からの難民のことを指した。
[類語]難民流民避難民

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精選版 日本国語大辞典 「ボートピープル」の意味・読み・例文・類語

ボート‐ピープル

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] boat people ) 亡命、出稼ぎなどのために、小舟に乗って海路脱出する難民。特に、一九七五年のハノイ政権による南北統一以来発生したインドシナ難民

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボートピープル」の意味・わかりやすい解説

ボートピープル
ぼーとぴーぷる

亡命、出稼ぎなどのため、小型船で国外に脱出する人々。日本ではとくに、1975年のベトナム戦争終結後、ベトナム、ラオスカンボジアから脱出しようとしたインドシナ難民のことをさした。インドシナ難民の流出は、1990年代に減少した。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「ボートピープル」の意味・わかりやすい解説

ボート・ピープル

インドシナ難民の俗称。小舟で祖国を脱出する難民のことでベトナム難民がほとんどであったが,最近は経済難民と思われる中国からの偽装難民急増。1975年―1991年までに日本に上陸した難民は約1万3000人といわれている。

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世界大百科事典(旧版)内のボートピープルの言及

【難民】より

…その後,アルジェリア難民(1962),バングラデシュ難民(1971),チリ難民(1973)の保護活動を続けてきた。75年4月南ベトナムの解放後,ベトナム南部から漁船やボートで南シナ海へ流出する難民があとを絶たず,彼らは〈ボート・ピープル〉と呼ばれて,人道上国際問題となった。これは近隣諸国がその政治・経済・治安上の負担を恐れて,ベトナム難民の受入れを拒否したことにもよる。…

※「ボートピープル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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