現代外国人名録2016 「マイケルオンダーチェ」の解説
マイケル オンダーチェ
Michael Ondaatje
- 職業・肩書
- 作家,詩人
- 国籍
- カナダ
- 生年月日
- 1943年9月12日
- 出生地
- セイロン・コロンボ(スリランカ)
- 学歴
- ビショップ大学,クィーンズ大学,トロント大学
- 受賞
- カナダ総督文学賞(散文・詩)〔1970年〕「ビリー・ザ・キッド全仕事」,カナダ総督文学賞(詩・戯曲)〔1979年〕「俺はナイフの使い方をならってるんだ」,ブッカー賞〔1992年〕「イギリス人の患者」,カナダ総督文学賞(小説)〔1992年・2000年・2007年〕「イギリス人の患者」「アニルの亡霊」「ディビザデロ通り」
- 経歴
- スリランカの裕福な地主階級の家庭に生まれる。両親ともにオランダ人、タミル人、シンハラ人の混血。1952年母とともにロンドンに移り、パブリックスクールに入学。’62年大学に入るためカナダに移住。’67年初の詩集「繊細な怪物」を発表。以後文学と創作の教師をしながら詩作を続けるとともに演劇・映画にも活動の幅を広げる。アウトローとジャズミュージシャンの伝記に材をとった「ビリー・ザ・キッド全仕事」(’70年)、「屠殺をくぐりぬけて」(’76年)で詩と小説の融合を試み、高い評価を受けた。カナダを代表する詩人・作家のひとり。他の作品に詩集「ラッドジェリー」(’73年)、「俺はナイフの使い方をならってるんだ」(’79年)、小説「家族を駆け抜けて」(’82年)、「ライオンの皮をまとって」(’88年)、「アニルの亡霊」(2000年)、「ディビザデロ通り」(2007年)、「名もなき人たちのテーブル」(2011年)など。1992年の「イギリス人の患者」はブッカー賞を受賞し、’96年にはアンソニー・ミンゲラ監督により「イングリッシュ・ペイシェント」として映画化され、アカデミー賞作品賞など9部門で受賞した。’97年カンヌ国際映画祭審査員を務める。2000年3月来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報