マランバ(読み)まらんば(英語表記)Maramba

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マランバ」の意味・わかりやすい解説

マランバ
まらんば
Maramba

アフリカ南部、ザンビア南部の都市。旧称リビングストンLivingstone。ジンバブエとの国境をなすザンベジ川北岸に位置し、南西郊外にビクトリア滝がある。人口10万8100(2002推計)。鉄道、道路、航空路の要衝で商業の中心地であるほか、カリバ水力発電所の豊富な電力を使い、繊維、ラジオ組立てなどの製造業も行われる。1904年ビクトリア滝のすぐ下流に鉄道橋が開通し、翌年町が創設された。旧称は探検家リビングストンにちなむ。35年までイギリス領北ローデシア(現ザンビア)の首都が置かれた。ビクトリア滝や付近の動物保護区のほか、探検家の遺品やアフリカ人の芸術品を展示するリビングストン博物館など観光資源に富む。

[林 晃史]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マランバ」の意味・わかりやすい解説

マランバ
Maramba

旧称リビングストン Livingstone。ザンビア南端の都市。サザン州の州都。ルサカ南西約 380km,ジンバブエ国境近くのザンベジ川北岸に位置。標高約 1000mの高地にあり比較的しのぎやすい。 1905年に建設され,D.リビングストンにちなんで命名されたのが旧称。 07年から 35年まで北ローデシアの首都。タバコ,トウモロコシ,小麦,ジャガイモ,酪製品,木材などの集散が盛ん。製材,自動車組立て,木製品加工,たばこ皮革などの工場も立地。郊外にあるビクトリア瀑布やカリバ湖 (ダム) への観光基地。リビングストン博物館にはリビングストンの探検資料が展示されている。人口8万 2218 (1990推計) 。

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