みずめ(読み)ミズメ

デジタル大辞泉 「みずめ」の意味・読み・例文・類語

みず‐め〔みづ‐〕

ヨグソミネバリ別名

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精選版 日本国語大辞典 「みずめ」の意味・読み・例文・類語

みず‐めみづ‥

  1. 〘 名詞 〙 植物よぐそみねばり(夜糞峰榛)」の異名

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百科事典マイペディア 「みずめ」の意味・わかりやすい解説

ミズメ

アズサ,ヨグソミネバリとも。カバノキ科の落葉高木。本州〜九州の山地にはえる。小枝黄褐色で,サリチル酸メチルを含み折るとにおう。葉は長卵形で先はとがり,縁には鋸歯(きょし)がある。雌雄同株。5月開花。雄花穂は枝先から尾状にたれ,雌花穂は短枝の先に直立する。果実は長楕円形で秋,褐色に熟す。材を家具,器具とする。古く梓弓(あずさゆみ)としたのは本種といわれる。
→関連項目アズサ(梓)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「みずめ」の意味・わかりやすい解説

ミズメ
みずめ

ヨグソミネバリ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「みずめ」の意味・わかりやすい解説

ミズメ

「アズサ(梓)」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のみずめの言及

【アズサ(梓)】より

…い,いる,ひく,はる,もと,すえ,つる,よる,かえる,や,音などにかかる枕詞として歌に詠まれた梓弓の梓にあたる植物には,古来キササゲ,アカメガシワ,オノオレ,リンボク(ヒイラギガシ)などの諸説があり一定しなかった。ところが白井光太郎がカバノキ科のヨグソミネバリ(ミズメ)説を唱え,正倉院の梓弓についての顕微鏡的調査の結果からも実証され,現在これが定説になっている。このほか,アサダ,ナナカマド,ニシキギなどにも〈アズサ〉の方言がある。…

【シラカバ(白樺)】より

…樹皮を鵜飼いの松明に用いる。ミズメB.grossa Sieb.et Zucc.(別名ヨグソミネバリ)はサクラに似た樹皮をもち,枝を折るとサリチル酸メチルのにおいがする。アズサとも呼ばれ,古代には弓の材とされたといわれる。…

※「みずめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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