日本大百科全書(ニッポニカ) 「みなとみらい21」の意味・わかりやすい解説
みなとみらい21
みなとみらいにじゅういち
横浜市の自立性を強化し、国際文化都市形成のため、三菱(みつびし)重工業横浜造船所跡地と新規埋立地をあわせた186ヘクタールの臨海部を再開発する計画。略称MM21。首都圏の中核都市としての機能を高め、経済を活性化させ、横浜の伝統と国際性を生かした都市づくりに重点を置いている。1983年(昭和58)起工、国際会議場、国際見本市センターをはじめ、国際性をもった多彩な都市機能、美術館などの文化施設、ホテル、商業施設を組み合わせ、世界各地の動きと連動する24時間型都市を目ざす。1989年(平成1)に横浜美術館、1993年に横浜ランドマークタワー、1994年に国立横浜国際会議場、1999年には大観覧車のある都市型遊園地「よこはまコスモワールド」が完成している。そのほか、地区内には日本丸メモリアルパーク、三菱みなとみらい技術館、クイーンズスクウェア横浜などがある。2004年2月横浜高速鉄道みなとみらい線が開通。みなとみらい21地区を経由し、横浜駅と中華街(元町・中華街駅)を結ぶ。
[伊藤善市]