ミヌシンスク(英語表記)Minusinsk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミヌシンスク」の意味・わかりやすい解説

ミヌシンスク
Minusinsk

ロシア中東部,東シベリアクラスノヤルスク地方の都市。クラスノヤルスクの南南西約 280km,エニセイ川上流部右岸に位置する河港都市。東シベリア南部の農業地帯ミヌシンスク盆地にあり,農産物加工業 (食肉,製粉) が発達。ほかに木材加工,縫製などの工業がある。 18世紀中頃に始り,1822年市となった。 1970年代に入ってアバカン,チェルノゴルスクなどとともにサヤン産業コンプレックス (複合体) を形成し,発展をとげている。エニセイ川をはさんで対岸にアバカンがあり,アバカンとタイシェトを結ぶ鉄道,アバカンとクイズイルを結ぶハイウェーが通る。人口7万 4200 (1991推計) 。

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