改訂新版 世界大百科事典 「ミヌシンスク」の意味・わかりやすい解説 ミヌシンスクMinusinsk ロシア連邦中南部,クラスノヤルスク地方,ミヌシンスク盆地の東部,エニセイ川上流右岸に位置する河港都市。人口7万4400(1992)。森林ステップ,ステップ地帯にあり,シベリアで重要な農業中心地で,製粉,製麵,醸造などの食品工業と農業機械,栽培技術の教育機関がある。付近には弱粘結炭の埋蔵量を誇るミヌシンスク炭田がある。1739年に城塞としてはじまり,交通の要衝で交易中心となり,また政治犯の流刑地でもあった。執筆者:山本 敏 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミヌシンスク」の意味・わかりやすい解説 ミヌシンスクMinusinsk ロシア中東部,東シベリア,クラスノヤルスク地方の都市。クラスノヤルスクの南南西約 280km,エニセイ川上流部右岸に位置する河港都市。東シベリア南部の農業地帯ミヌシンスク盆地にあり,農産物加工業 (食肉,製粉) が発達。ほかに木材加工,縫製などの工業がある。 18世紀中頃に始り,1822年市となった。 1970年代に入ってアバカン,チェルノゴルスクなどとともにサヤン産業コンプレックス (複合体) を形成し,発展をとげている。エニセイ川をはさんで対岸にアバカンがあり,アバカンとタイシェトを結ぶ鉄道,アバカンとクイズイルを結ぶハイウェーが通る。人口7万 4200 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by