旺文社世界史事典 三訂版 「ミュール紡績機」の解説
ミュール紡績機
ミュールぼうせきき
Mule
ハーグリーヴズのジェニー紡績機とアークライトの水力紡績機の長所を結合して,細くて丈夫な糸をつむげるようにした。その結果,インド産のキャラコやモスリンをしのぐ高品質な糸が生産され,この原理が現在にいたる紡績機の主流となった。なお,クロンプトンは他人の発明の結合にすぎないと謙遜して,これにミュール(一代限りの雑種のラバ)と名付け,特許を申請しなかった。
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