ムスタファ=カーミル(その他表記)Muṣṭafā Kāmil

旺文社世界史事典 三訂版 「ムスタファ=カーミル」の解説

ムスタファ=カーミル
Muṣṭafā Kāmil

1874〜1908
エジプトの民族主義者
パリ遊学後に帰国,アラービー蜂起失敗後の反英民族運動を再組織。1900年新聞「リワー(旗)」を発刊して大衆の民族感情を鼓舞。1907年,都市の知識人学生・商人らを支持基盤とする大衆的な「ワタン祖国)党」を結成,イギリスの占領体制真っ向から攻撃した。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ムスタファ=カーミル」の解説

ムスタファ・カーミル
Muṣṭafā Kāmil

1874~1908

エジプトの民族運動家。フランス留学中から西欧諸国に反英世論を喚起すべく奔走し,1896年の帰国後は民族運動のカリスマ的存在となった。1907年大衆政党ワタン党(国民党)を創設。まもなく病死し,民族運動の伝説的英雄となる。

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