作家トーベ・ヤンソンさんが小説やコミックで描いたキャラクター。一般的には作品の主人公「ムーミントロール」のことを指す。美しい自然に囲まれた「ムーミン谷」を舞台に、シルクハットが特徴的なムーミンパパや、自由と孤独を愛するスナフキンなど個性的なキャラクターたちが織りなす物語は世界的なヒットとなった。作品は40を超える言語に翻訳され、アニメやコミックの制作も相次ぎ、日本でも幅広い世代に人気がある。(クルーブハル島共同)
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(葛西奈津子 フリーランスライター / 2014年)
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フィンランドの作家ヤンソンが《ムーミン谷の彗星》《たのしいムーミン一家》などの主役として創造した想像上の生きもので,頭がカバ,体がブタを連想させる。ムーミントロル,ムーミンパパ,ムーミンママとスノーク兄妹がこの仲間に属する。全8巻の〈ムーミン・シリーズ〉は,原始を思わせるムーミン谷を舞台に非凡な着想の物語によって,自然の神秘と人間の生きる姿をみごとに描き,1966年国際アンデルセン大賞を受賞。
執筆者:神宮 輝夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…現在普通に認められているところでは,イスラームは唯一の神アッラーに絶対的に服従すること,イーマーンは心のうちなる信仰,ディーンは宗教一般,または内面的なイーマーンと外に現れたイスラームとを統一したものと解され,ミッラはアブラハムの宗教milla Ibrāhīmという言葉に典型的に示されているように,過去の特定の預言者の説いた教え,ないし,そのウンマ(共同体)への所属を意味すると考えられる。 これらの用語のうち,コーランで最も多く用いられたのはイーマーンであり,同時に,信者を意味する用語として最も多く用いられたのはムーミンmu’minである。イスラム時代の初期,イスラム教徒を意味する用語として普通に用いられていたのは,ムスリムではなくムーミンであった。…
…本来アラビア語語根s‐l‐mの第4型動詞aslamaの能動分詞で,〈(神に)絶対的に服従する者〉を意味する。コーランでは,ムハンマドの説いた一神教の信者を指す言葉として,このムスリムと,語根’‐m‐nの第4型動詞a’manaの能動分詞ムーミンmu’minとが併用され,はるかに後者の頻度が高い。しかし,宗教を呼ぶ名としてのイスラムの確定とともに,イスラム教徒を意味するムスリムという用語も確定した。…
…フィンランドの女流童話・絵本作家。スウェーデン語で書いた空想の動物ムーミンを主人公にしたファンタジー童話〈ムーミン・シリーズ〉8巻(1945‐65)で国際的評価を得た。全員が弱点や欠点をもっているのに,互いの思いやりで,自由に,おおらかに自分らしく生きる世界をユーモラスに温かく描いた。…
※「ムーミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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