デジタル大辞泉 「メルギー諸島」の意味・読み・例文・類語 メルギー‐しょとう〔‐シヨタウ〕【メルギー諸島】 《Mergui Archipelago》ミャンマー南部、マレー半島西岸の沖合のアンダマン海に浮かぶ諸島。マリ島、カダン島をはじめ、南北約530キロメートルにわたって、大小約800もの島々からなる。海上生活を送るモーケン族が多く居住。1990年代末より外国人の観光が解禁され、海岸保養地として知られるようになった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「メルギー諸島」の意味・わかりやすい解説 メルギー諸島めるぎーしょとうMergui Archipelago ミャンマー(ビルマ)南部、マレー半島北西部のテナセリム海岸西方沖にある諸島。カダン、ランピ、レツォーク・アウなどの大島をはじめ、北端のタボイ島から南端のシミラン島まで530キロメートルにわたって、約800の島々が分布、多島海を形成している。マレー半島を構成する山地の一部が沈降したもので、南端は半島最狭部のクラ地峡に接する。住民は少なく、ビルマ人とセルング人のほか、マレー系のモーケン人が諸島の間を家舟に乗って移動生活を行っている。その人口は約6000と推定され、おもに漁業に従事し、沿岸の町などで物資の交換をしている。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例