デジタル大辞泉 「モナコ大聖堂」の意味・読み・例文・類語 モナコ‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【モナコ大聖堂】 《Cathédrale de Monaco》南ヨーロッパの地中海に臨むモナコ公国の旧市街にある大聖堂。1875年の創建。公国の歴代君主の墓所がある。1956年、レニエ3世と米国女優ケリーの結婚式が行われたことで知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「モナコ大聖堂」の解説 モナコだいせいどう【モナコ大聖堂】 フランス南部、地中海岸のコートダジュール(Côte d'Azur)の都市国家モナコ公国にある、カトリックの大聖堂。大公宮殿の近く、モンテカルロ駅から約1km、徒歩10分ほどの場所にある。13世紀に、このモナコの地にイタリアの海洋都市国家ジェノバ共和国の海軍基地が築かれたが、その後に建てられたサンニコラ礼拝堂がこの大聖堂の前身である。その後、1874年にロマネスク様式・ビザンチン様式石造の白亜の教会に改築された。◇このため、「聖ニコラス聖堂」とも呼ばれる。聖堂の中には、ニース出身の画家ルイ・ブレア(Ludovic Bréa、1450~1523年)が1500年に描いた「聖ニコラの祭壇画」、「テストゥ主任司教のピエタ」、天井にある「聖母子」のモザイクなどがある。聖堂の奥には、歴代のモナコ大公とその一族の霊廟(れいびょう)がある。ハリウッドのスターからモナコ公国レーニエ大公妃になったグレース・ケリー(Grace Patricia Kelly、1929~1982年)も、この聖堂の墓所に眠っている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報