20世紀西洋人名事典 「モハマドハッタ」の解説
モハマド ハッタ
Mohammad Hatta
1902.8.12 - 1980.3.14
インドネシアの政治家。
元・インドネシア副大統領。
スマトラ西部ブキティンギ・ミナンカバウ族生まれ。
ロッテルダム商大卒。
オランダ留学中インドネシア協会を指導し、1926年共産党のセウマンと「ハッタ=セウマン協定」を締結。’34年オランダ植民地政府に逮捕され、流刑となるが、日本軍政中に政界に復帰。’45年スカルノと連名で独立宣言に署名、初代副大統領となる。’48〜50年首相・国防相・外相を兼任。権威主義的な指導民主主義の道を歩むスカルノの方針に反対して’56年副大統領を辞任し、政界から引退。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報