モンゴル近代美術(読み)モンゴルきんだいびじゅつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モンゴル近代美術」の意味・わかりやすい解説

モンゴル近代美術
モンゴルきんだいびじゅつ

1921年~92年まで社会主義国であったモンゴルの美術は,1940年代から社会主義リアリズムの影響を強く受けた。それによってモンゴルにヨーロッパ写実絵画の技法が導入され,同時に油絵が開始されることになった。それ以前の 19世紀には伝統的な技法による絵画に「ウルガ派」が生れ,風刺や誇張を特徴としたが,こうした特徴は現在のモンゴルの油絵に再び現れている。また,リアリズムからやがて具象絵画が支配的になり,次第に多彩な様式がみられるようになった。広大な空間を感じさせる作品は特色の一つ。代表的な美術家として M.ブテムジ,T.エンフジン,R.ドゥインホルジャフらがあげられる。(→社会主義リアリズム)

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