20世紀西洋人名事典 「モーリスブランショ」の解説
モーリス ブランショ
Maurice Blanchor
1907.12.22 -
フランスの小説家,批評家。
ソーヌ・エ・ロアール県生まれ。
最初は激烈な精神革命を説く政治評論家として出発し、1941年頃から文学に専念し、以来純潔な非人間性を貫き、死の周辺に浮かび上がる奇怪な空間、日常的時間の消える場の構造に集中する。主著に小説「謎の男トマ」(’41年)、「アミナダブ」(’42年)、「最後の人」(’57年)、評論「踏みはずし」(’43年)、「炎の文学」(’49年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報