精選版 日本国語大辞典 「よいよい」の意味・読み・例文・類語 よい‐よい 〘 感動詞 〙① 相手のことばにうなずいたり、相手をなだめたり、また、自分自身に言い聞かせて納得したりした時などにいうことば。よしよし。[初出の実例]「耳きかぬ人に物をいひきかせむとて、よいよいといふ、如何」(出典:名語記(1275)四)② 俗謡などのはやしことば。[初出の実例]「夜更ぬやよひよひといふ踊声〈学心〉」(出典:俳諧・誹諧詞友集(1670)秋)③ 何か動作を起こす際、または拍子をとる際などに発する掛け声。[初出の実例]「ふる妻いとしやつさ、よいよいよいと、拍子を三つ定めぬ」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)八) よい‐よい 〘 名詞 〙① 手足がしびれたり、口舌がもつれたりする病気の俗称。また、そのような症状の人。脳卒中をはじめ脳梅毒、慢性アルコール中毒など中枢神経系の障害によるものが多い。よいてき。[初出の実例]「一固の通子来り、世上のよいよいを憐み」(出典:洒落本・名所拝見(1796)跋)② ( 形動 ) 服装のみすぼらしいこと。また、その人やそのさま。[初出の実例]「ばかばかしひ、こんなよいよいななりで」(出典:洒落本・廓通遊子(1798)夢遊篇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例